ラーメン調理講座

ちょっとした工夫で、今よりも、もっともっとおいしいラーメンを家庭で作ることができます。 多少手間はかかりますが、手間をかけただけおいしさは、確実にアップします。ここでは、家庭でも手軽においしく作れる札幌ラーメンの作り方をご紹介します。
 
  <材料>4人分         ラーメン
  ●豚骨 300g 豚と鶏7:3の割合    
  ●鶏もも肉 50g ●市販生ラーメン 4食  
  ●玉ネギ 1/2個 ●市販のタレ 4食(味はお好み)  
  ●ニンニク
(ガラスープ、香味油用)
4片 ●モヤシ お好みで  
  ●ニンジン (小)1本 ●ひき肉 お好みで  
  ●ショウガ 20g ●シナチク お好みで  
  ●チャーシュー 市販又は手作り ●ラードOR
    サラダ油
300cc
(香味油用)
 
  ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・・  
  ●玉ネギ 2個 ●長ネギ 青い部分4本  
  ●煮干し 10g ●だし昆布 10g  
 

おいしい作り方



スープをつくる





ラーメンをゆでる





野菜を炒める





たれをつくる





完成

豚ガラスープをつくる

  1. 8リットル以上容量のある鍋に、水5リットルとだし昆布を入れる。
  2. よく水洗いした豚骨(1時間くらい水に浸して血抜きをするとよい)を鍋に入れ、火にかける。(強火)
  3. 玉ネギは皮を取り除き、モモ肉はぶつ切り、ニンジンは乱切り、ショウガとニンニクはスライスする。
  4. 2の鍋が沸騰したらアクを取り、中火にして、3の材料を入れる。
  5. さらに鍋が沸騰したら弱火にして、こまめにアクを取る。
    ※アクと一緒に骨から出る脂まで取ってしまわないように注意しましょう。この脂が最大の「うま味」です。
  6. 約2時間煮込み、骨などの材料を除くと、ガラスープの出来上がり。
ポイント
ゆっくり時間をかけグツグツとスープが透き通るまで静かに煮ます。
   

ラーメンをゆでる

ラーメンは麺が命なので素早くゆでるのがコツ。 できるだけ大きい鍋でゆでる。フタをして、 噴いてきたらさし水を繰り返し、3分ほどゆでる。 最後に一煮立ちさせたら、素早くザルにあけ、水気を切る。

ポイント
ゆでる前、麺の内側と外側をひっくり返すようにほぐし、 ラップにくるんで日の当たらない場所に2〜3日置いておくと、 熟成されて麺のうま味がでます。  さし水は必ず2回。これは麺の歯ごたえをよくするためと”ゆで” を均一にするため。
  一工夫
 

香味油をつくる

  1. まず香味油をつくります。ラード80gとサラダ油40gを小さめなフライパンに入れ、弱火にかけます。
  2. ニンニク2片の皮をむきスライスします。ネギの青味を、3cmほどにカットします。
  3. 油が熱くなったらネギとニンニクを入れ、そのまま弱火で揚げます。
  4. ネギが黒くなり、かりんとう状になったら火を止め、黒くなったネギ、ニンニクを取り除きます。
  5. できあがった香味油を20cc程使用してニンニク、ひき肉、 玉ネギ、モヤシの順番で適度に炒めます。ひき肉は、最初にきちっと火を通すことと、野菜は、硬いものから順番に炒めるのがコツです。
ポイント
サッポロラーメンは油が決め手。専門店ではスープに浮かぶ油を大事に使います。 この油がラーメンに独自の風味を与えています。手軽につくれる香味油は、 ぜひご家庭で試してみてください。
   
 

スープ、タレ、香味油を入れる

3の炒めた野菜を上にのせる分だけ皿にとっておく。同じ鍋に1のスープを入れてから、 市販のタレ(味噌、塩味)も一緒に入れる。仕上げにごま油または、3の香味油を好みに応じて入れると、 こってり味になります。
※しょうゆ味の場合は先に丼に入れておく。

ポイント
スープを入れる時、鍋伝いに入れると火の伝わりが早いので、うまみが逃げにくくなります。
  一工夫
 

丼に盛りつける

丼を温めておき、先に麺を入れてからスープをかける。野菜をのせ、 具や薬味(チャーシュー、メンマ、ネギなど)を添えればできあがり!

 

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西山商品一覧 ※ ガラスープ、香味油は、市販のものをご使用すればさらに手軽に味のアップが可能です。